やっと、Gmail を使ってみました。

2018年2月18日

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ものすごく遅ればせながら、やっと Gmail を使ってみる機会が訪れました。

とりあえず、Webのインターフェースがすごいです。他 ISP で Flash を使った Webメーラを使うことがあるのですが、それ以上です。とても、HTML、JavaScript、CSS で動作しているとは思えません。

そんなことが最初の感想になってしまうのが、性で悲しいところではありますが…。

開始当初は、容量 1GB の衝撃だった Gmail も、今では 2.6GB まで増えてます。普通にテキストだけをやりとりしている分には、何年も埋まることはないでしょう。

さらに、自分が持っている他のメールアドレスを From にもってくることもできるようになっています。

つまり、普段使っているメールアドレス宛のメールを Gmail に転送してやり、Gmail の From をそのメールアドレスにしてやれば、メインのメールサーバとして使うこともできるということになります。

さすがに、Envelope From は、Gmail のままのようなので、ヘッダまで見れば Gmail のどのメールアドレスから送られてきたかはわかるようになっていますが、まぁ、そんなに困ることはないでしょう。

POP3 も SMTP も暗号化された経路で使えますし、何よりも Google の検索エンジンでメールの検索が行うことが可能になることも大きいです。

後は…Google のサーバにメールをため込むことへの抵抗感があるかないかです。

とはいえ、届いたメールを読む時にどんなに暗号化しようが、メールの配送の仕組み上、結局、メールサーバ間のやりとりは平文なので元々あまり微妙な内容のやりとりはできません。

ですから、気にしなければいいだけなんでしょうけど、やはりちょっと気にはなります。

「過去(数年単位)のメールも含めて、ネットに居る時にはどこからでも全てのメールが参照できる」ということができるのは理想的な環境と言え、そういう環境が私も欲しいとは思います。

普通にメールのやりとりを行う上での利便性が大きいこともありますが、それよりも、昨今、過去メールが自分のナレッジベースになる場合が多いためです。

「確か、昔同じようなことのやりとりをした」「確か、あの人は昔こんなことを言っていた」的な経路で自分の過去メールを参照する機会がとみに多くなってきています。

そんな時に、「ネットに居ればどこからでも全ての過去メールが参照」できて「強力な高速検索を行う」ことができる、Gmail は非常に魅力的です。

しかし、さすがにソーシャルブックマークのようなことを行うには、あまりにもプライベートすぎる内容です。

そのため、あちら側にメールをため込むことによりソーシャルブックマークのような次の展開を期待することは難しい、つまり、二次的なメリットを得られる可能性は低いと言えそうです。

となると、一番良いのは「自前でたてたネットに接続しているサーバに全てのメールを蓄え、その中に検索システムも構築する」ということになりますが、会社組織がそれなりの投資をするのであれば可能ですが、個人には無理な話です。*1

となると、やはり、Gmail は、「過去のメールも含めて、ネットに居る時にはどこからでも全てのメールが参照できる」ことがやりたかった個人にとっての待望のキラーサービス(?)と言えそうであり、それに多大なるメリットを見いだすのであれば、「Google のサーバにメールをため込むことへの抵抗感」なんて消し飛んでしまうと言えそうです。

ということで、Gmail にしばらくメールをため込んでみることにしました。

本当は、一番ため込みたいのは仕事のメールなのですが、そちらは多数の制約があるので「絶対無理」というのがちょっと残念。

*1:無理ではないでしょうが、構築まではできたとしても、それを安全かつ高可用性な形で運用することは大変です。

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Posted by toshyon