Nagios のバージョンアップ

2018年2月18日

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Nagios のバージョンアップといっても、Nagios 1.x 系列から 2.x 系列へのバージョンアップではなく、1.x 系列のバージョンアップ(1.4.1 へのバージョンアップ)をしたので、忘れないようにメモ。

CGI プログラムにおいて、HTTP content_length ヘッダの取り扱いにおいて整数オーバーフローを引き起こし、これによってバッファ・オーバーフローが発生し、HTTP リクエストにより任意のコードを実行することが可能です。

Naogios に Content-Length に整数オーバーフローの脆弱性

という話が出ていたのでバージョンアップです。

ダウンロード

Nagios Downloads から、1.4.1 をダウンロード。

configure/コンパイル

$ tar zxvf nagios-1.4.1.tar.gz
$ cd nagios-1.4.1
$ ./configure  --with-nagios-user=nagios --with-nagios-grp=nagios
$ make all

現状のファイルを保存しておく

$ su
# cd /usr/local
# /etc/init.d/nagios stop
# tar zcvf nagios_old.tar.gz nagios

インストール

$ su
# make install

確認と起動

設定ファイルを確認。

問題なければ、Nagios をスタート

/etc/init.d/nagios start

しばらく見守る

試しに無理矢理アラートをあげてみてきちんと通知されるかどうか確認。

その後、監視が一周するのを確認。

良さそうであれば、さっきとったバックアップ(nagios_old.tar.gz)を削除。

ということで、いたって普通にバージョンアップ完了。

話は飛びますが、Nagios のページで宣伝?している EM01B という環境センサーみたいなものが、手頃な価格(5,000円~10,000円くらい)で手に入らないものでしょうか。

単に部屋の温度を記録しときたいだけなので、あんまり高いと厳しいのです…。

自作すれば望みに近そうなものがあるのですが…。

gentoo,monitoring

Posted by toshyon